好奇心、情報に貪欲さのない広告マンはいらないんではない?


本当はシャニカマーじゃないんじゃないのという意見もあり、センセーショナルなタイトルにいたしました。


タイトルのように思ったのには、最近広告(代理店)志望の人と話してて、疑問がふつふつと蓄積されていった背景があります。ちなみにぼくは一生広告マンになりたい!という願望は現状ありません。


広告業界は一昔前のように、枠を抑えて、見せていれば売れるモデルが成り立たないばかりか、現状SNS上であるいは企業のオウンドメディアで、個人ー企業がダイレクトで情報の伝達(やりとり)をする時代が来てしまったわけです。(TVはやはりインパクトありますが)


リスティングやバナー、動画広告などアドテク、ネイティブアドなどネット広告も多様性を帯びて伸びてきました。スマホ普及に伴ったこうした成長要因に、従来との比較として可処分時間の変化が作用しているのは当然といえば当然です。


アドテク分野などギーク的な話は今回の本論からはずれるのでおいといて、

主にクリエイティブさを求められような領域では以前以上に広告マンの価値の出し方が難しいのではないでしょうか。


この変動を説明したのは、広告業界の人に求められてる力って同じく変わってるんじゃないの?って話をしたかったからです。端的に言えばコンサル的な、クリエイティブ頭脳集団としての価値がより必要とされているのでないの。です。

クライアントと消費者が近くなった。クライアントと消費者が情報に近くなった。その間に介在して何を価値とするのかといった視点です。

これを打開するのにまず何が必要か。知識です。情報データ的な意味合いだけではなくそれをどう科学し、作用させるかといったところまで含めたもんです。

経験は働かないと身につかないので、知識に関しては以前はぼくもググればいいじゃんとおもってましたが、それってクライアントも同じじゃないですか。ぐぐっても解がでない、手間がかかるから身銭を切ってくれるんじゃないでしょうか。


そんな中で

マーケティング的な、広告運用の技術的な特殊知識はもちろんのこと、アニメや映画、雑誌、食事にいたるまで何でも吸収するべきではないのかと。

(君の名は。見てきました)



広告志望といっているのに、代理店の商流を知らない人もいました。代理店がどこで稼いでいるのかを知らないのはさすがにまずい。けどここで言いたいのは知識がない=悪ということではなく、知らないのであれば知ろうとか調べようとか。好奇心がないのであればせめて知識に貪欲であるとか。そういったことです。僕も知らないことだらけなので学ばなければならないのですが。


きつい言い方をしますが、広告人材として生きていくならば、どんな業界の人間より知識に貪欲に、好奇心をもって世界を眺める気概がなければ、何の価値を生めるのでしょうか。

アイデアは知識の掛け合わせで、知識からしか生まれません。クライアントより広く物を知らないのでは必要とされません。



前述したように僕は根っから広告マンになりたいというわけではないですが、この姿勢は忘れたくないと考えています。物事に対して白黒つけたがる性格ですが、好きとか嫌いとか言う前に試してみる。尊敬する方とお話をして、最近自分がたるんでいたなと、自分の戒めとしても書いてみました。


本も読むことが好きではなかったのですが最近、えいやと無理にでも読むようにすると、新しい発見ばかり。

1,988年出版でもいまなお読まれているらしい名著であるアイデアのつくり方という本を読み共感しまくりながら、筆者の意見も参考にしつつ書きました。



面白い本やものこと。ご教授ください。


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